「免疫が落ちている」「免疫力を上げる」…
普段から健康についての話でよく耳にする言葉『免疫』ですが、正しい知識を持っていますか?
免疫について学んでみましょう。
免疫ってなんだろう?
疫を免れる、と書いて免疫。
疫は病気のことなので、昔は病気にならない体質の人を「免疫がある」と言っていました。
すると当然、「ある人たちはなぜ特定の病気にならないのか?」「なぜ病気になりやすい人と、なりにくい人がいるのか?」という疑問が生まれるわけですが、科学・医学の進歩によって、「免疫系」という体内のシステムがあることがわかり、現代では「免疫」という言葉は、主に免疫系のことを指す用語として使われています。
免疫の主な役割は、病原菌やウィルスなど「自分の身体にない異物」を排除する警備員のような働きです。
このシステムは非常に複雑かつ微妙な働きをするので、誤作動や過剰反応を起こすこともあります。
また、その反対に免疫系が働かずに細菌やウィルスの侵入を許してしまうこともあります。
このような免疫系の不具合は、「疫疾患」という病気としてあつかわれています。
・問題でないものに過剰に反応してしまう
花粉などの毒性の無いものや、そば、卵、小麦粉、牛乳のように本来は必要なものに過剰反応してしまうことがあります。これはアレルギー反応と呼ばれています。
・自分の身体を異物をまちがえて誤作動してしまう
自分の身体を異物として免疫システムが攻撃することがあります。これは自己免疫疾患と呼ばれます。リウマチ、膠原病、IgA腎症という腎臓病、乾癬などの皮膚病が代表的な自己免疫疾患です。
・免疫系がうまく働かず、異物の侵入を許してしまう
生まれつき免疫系の遺伝子に異常がある病気(非常にまれ)やその他の病気(がん、HIV感染症、白血病、糖尿病など)、薬や化学物質、放射能の影響などによって免疫系がうまく働かず、感染症を起こしやすくなったり、がんになりやすくなったりします。
花粉などの毒性の無いものや、そば、卵、小麦粉、牛乳のように本来は必要なものに過剰反応してしまうことがあります。これはアレルギー反応と呼ばれています。
・自分の身体を異物をまちがえて誤作動してしまう
自分の身体を異物として免疫システムが攻撃することがあります。これは自己免疫疾患と呼ばれます。リウマチ、膠原病、IgA腎症という腎臓病、乾癬などの皮膚病が代表的な自己免疫疾患です。
・免疫系がうまく働かず、異物の侵入を許してしまう
生まれつき免疫系の遺伝子に異常がある病気(非常にまれ)やその他の病気(がん、HIV感染症、白血病、糖尿病など)、薬や化学物質、放射能の影響などによって免疫系がうまく働かず、感染症を起こしやすくなったり、がんになりやすくなったりします。
免疫についての正しい知識をもちましょう
免疫系は、非常に複雑で精巧につくられた身体のシステムです。
病気や異物から身体を守ってくれる反面、免疫系の不具合による病気の原因にもなるなど、いまだに良くわからない部分がたくさんあります。
巷では、免疫をあげる食品や健康法などが雑誌やテレビなどでいろいろと紹介されていますが、中には疑わしいものも見かけます。
誤った情報に惑わされず、より健康な暮らしがおくれるように、免疫について正しい知識をご紹介していきたいと思います。